高校駅伝

駅伝で起こりやすい急性病とは?

心配な人は事前にメディカルチェックを

「競技人口が多いこともあって、ロードレースで突然死を起こす人は少なくありません。5~10万人に1人に発生しています」

こう話すのは、慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの真鍋知宏先生。多いのはやはり中高齢ランナーの突然死ですが、高校生でも心肺停止(※)を起こして、病院に運ばれるケースがないわけではありません。

「若い方では、心臓などに先天性の問題を抱えている例が多いですね。日常生活ではまったく支障にならない程度の問題で、学校検診では見つからないようなものであっても、走り込みの練習や競技で、思わぬトラブルが生じることがあります。しかも駅伝は“タスキの重み”といわれるように、自分の走りがチームの成績に直結する特殊な競技。それだけに、無理をして走ってしまうことが多く、心臓に負荷がかかりやすいのです」

いつもと違う息苦しさや動悸、胸の痛みがあった場合は、まずは走るのをやめて安静に。心配なら事前にメディカルチェック(医学的な検査)を受けることも大切と、真鍋先生。
運動中の心臓や脈の状態をみる運動負荷試験や、心臓の機能を見る超音波検査などを受けるとよいでしょう。いつも診てもらっているかかりつけ医や近所の内科や循環器科で相談してみるとよいと思います」

AED
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メーカーによってAEDのデザインはさまざま

ワンポイントアドバイス

練習中などにチームメイトが倒れたら、必ず応急処置を。胸骨圧迫やAEDAEDの章参照)で回復できる例も少なくありません。

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