高校駅伝

長距離ランナーのスポーツ障害

ランナーに起こりやすいトラブルって?

言うまでもなく、アスリートにとって練習中のケガは、何としても避けたいもの。順天堂大学医学部整形外科の前澤克彦先生は、駅伝選手などの長距離ランナーに多いケガの一つが、「腱炎(腱は骨と筋肉を連結する組織)」だと言います。

「走り始めてしばらくすると痛みが出るのが腱炎の特徴です。悪化するとちょっと走っただけでも痛みが出るようになります」

原因は、過度な練習による腱の使いすぎ、接地するときの足の向き、路面の状態、靴などさまざまな要素が関係しているとのことですが、この時期は成長期であることも一つの要因になっているようです。

骨と筋肉と腱では、伸長のスピードが違います。骨の伸びよりも腱の伸びのほうが遅いため、ここに負荷がかかりやすいのです」(前澤先生)

腱炎の対策としては、テーピング、靴のインソールの調整などが必要ですが、ほかにも痛みが出たらしっかりとアイシングをする、ストレッチで筋肉の柔軟性を保つなど日常的なケアも意外と大事、とのことでした。

スポーツ外来受診の陸上競技選手の障害内容

「ランニング障害:日本臨床医学会学術委員会編 2003年」より

ワンポイントアドバイス

O脚の人や接地の時に足先が内側を向いてしまう人は、ひざの外側にある腸脛(ちょうけい)靱帯を痛めやすいので注意しましょう!

Check