医療・健康
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平均保険料率は過去最高 赤字の健保組合は9割弱 24年度予算推計
2024/4/23 18:03 531文字健康保険組合連合会(健保連)は23日、全国の健保組合の2024年度予算推計をまとめ、平均保険料率は前年度比0・05ポイント増の9・32%で過去最高となったと発表した。経常収支赤字額も6578億円と過去最大規模を見込んだ。赤字組合数は1194組合と全体の9割弱に及び、厳しい収支状況が続いている。 赤
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一匹あたり数百万円…実験用サルの価格が高騰 背景に中国の動き
2024/4/23 16:00 2024文字人体への薬剤の影響を調べる上で、サルは重要な役割を果たしてきた。そんな実験用サルの価格が、近年は1頭あたり100万円を大きく超えて高騰しているという。医科学界からは研究停滞を懸念する声が上がる。何が起こっているのか。 ◇新薬、ワクチン開発への影響懸念 「次に新規感染症の大流行やバイオテロが起きた時
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ヘルスデーニュース
塩分過多が糖尿病を招く?!
2024/4/23 04:00医療プレミア 1423文字糖分の取り過ぎは2型糖尿病リスクを高めることはよく知られている。一方、高血圧リスクとの関連で注意が呼び掛けられることの多い塩分の取り過ぎも、2型糖尿病リスクを高める可能性のあることが報告された。米チューレーン大学公衆衛生熱帯医学大学院のLu Qi氏らの研究によるもので、詳細は「Mayo Clini
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保湿薬「ヒルドイド」、10月に自己負担増 美容目的使用が問題化
2024/4/22 10:00 458文字厚生労働省が、アトピー性皮膚炎などの治療に使われる保湿用塗り薬「ヒルドイド」の患者負担額を10月から引き上げることが、21日分かった。安価な後発品(ジェネリック)の利用を促し、医療費を抑制する狙い。 医療上の必要があると医師が判断した場合は、引き上げの対象外となる。ヒルドイドは美容目的での不適切な
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総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
最短24時間で死に至ることも 劇症型溶血性連鎖球菌感染症はどこから感染するのか
2024/4/22 05:30医療プレミア 3883文字最近連日のように新聞紙上やネットメディアで取り上げられているのが「人食いバクテリア」こと溶血性連鎖球菌(溶連菌)による「劇症型溶血性連鎖球菌感染症」(severe invasive streptococcal infection =streptococcal toxic shock syndrom
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ヘルスデーニュース
「今日、飲みに行かない?」 そんな誘いを断ると……相手は気にしていない
2024/4/22 00:00医療プレミア 1652文字何かとイベントの誘いが増える時期。中にはあまり気の乗らないイベントがあるかもしれない。そのような時、「せっかく誘ってくれたのに断ったら、相手は嫌な思いをするのではないだろうか」と心配し、断り切れずに参加してしまうということがないだろうか。しかし、新たに発表された研究報告によると、そのような心配はあ
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「5月病」ならぬ「4月病」に注意 症状の悪化で「6月病」も
2024/4/21 14:00 1270文字新年度が始まり、新しい環境で張り切る一方で、気が焦って疲れたり、よく眠れなかったりしてはいないだろうか。大型連休明けに体調不良になる「5月病」はよく知られるが、実は「4月病」とも呼ばれる特有の症状があるという。 ◇頭痛、めまい、倦怠感…… 会社勤めの人が多く訪れる東京都中央区の人形町メンタルクリニ
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健康をつくる栄養学のキホン
栄養がないから太らない? 実は老化を招きやすい 初のガイドラインからひもとくアルコールの正体
2024/4/21 05:30医療プレミア 4195文字アルコール性肝疾患で亡くなる人は20年ほど前に比べて倍増――。2月に厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表するや、お酒にまつわるセンセーショナルなニュースが報じられました。かつては「百薬の長」といわれたお酒ですが、近年は少量であっても健康に悪影響を与える恐れのあることが明らか
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ヘルスデーニュース
高中性脂肪血症は必ずしも「悪」ならず?!
2024/4/21 04:00医療プレミア 1618文字中性脂肪値が高いことは心血管系に悪影響を与えることが知られているが、認知機能に対する影響は異なる可能性のあることを示唆するデータが報告された。モナシュ大学(オーストラリア)のZhen Zhou氏らの研究によるもので、詳細は「Neurology」に10月25日掲載された。 この研究では、米国やオース
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ゆるやかな糖質制限のススメ ~健康の常識・非常識~
デザートを見た瞬間、糖尿病患者の目には涙が… 私が「ロカボ」に懸けたわけ
2024/4/20 05:30医療プレミア 5353文字緩やかな糖質制限「ロカボ」。その言葉と考え方は今でこそ社会に定着した感がありますが、かつては「異端」とされる糖尿病治療法でした。糖尿病専門医の山田悟医師が発案し、提唱を始めた2013年ごろの主流はカロリー制限で、糖質制限は「傍流」とされ、抵抗感を示す医師も少なくなかったからです。実は山田医師もかつ
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ヘルスデーニュース
肥満症治療薬が心血管疾患治療を変える?!
2024/4/20 04:00医療プレミア 2159文字糖尿病はないが心血管疾患の既往がある過体重または肥満の患者に対し、肥満症治療薬のウゴービ(一般名セマグルチド)を投与することで、心筋梗塞や脳卒中、心血管疾患による死亡のリスクが20%低下することが、新たな臨床試験で示された。この結果は、心血管疾患の治療のあり方を変える可能性があると見られている。研
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気道確保の重要性など説明せず、3歳女児死亡 遺族が逆転勝訴
2024/4/19 16:15 959文字一宮市立市民病院(愛知県一宮市)に入院していた女児が退院後に窒息状態となり、意識を回復しないまま3歳で死亡したのは病院側の対応に問題があったとして、女児の両親が市に1億1230万円の損害賠償を求めた控訴審判決で、名古屋高裁(長谷川恭弘裁判長)は18日、両親が敗訴した1審判決を変更し、病院側の過失を
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「また国に負けた」 全員救済ならず、悔し涙 新潟水俣病訴訟
2024/4/19 12:30 2002文字今回の訴訟でも、国の責任は認められなかった。水俣病被害者救済特別措置法(特措法)に基づく救済を受けられなかった新潟水俣病の未認定患者らが国と原因企業の旧昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)に損害賠償を求めた新潟水俣病5次訴訟。新潟地裁は18日、26人を水俣病と認め旧昭電に賠償を命じる一方、原
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ヘルスデーニュース
新型コロナでの入院リスクを低減?! 生理食塩水でのうがいと鼻洗浄の持つ力
2024/4/19 04:00医療プレミア 1554文字新型コロナウイルスに感染した際には、生理食塩水でうがいと鼻洗浄(鼻うがい)をすることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院リスクを低減できる可能性のあることが、小規模研究で明らかになった。米テキサス大学ヒューストン医療科学センター産婦人科・生殖科学分野教授のJimmy Espi
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日焼け止めは疲労軽減に? 日差しの下で運動、コーセーが検証
2024/4/18 18:17 569文字日差しの中での運動はいつもよりしんどい――。屋外での運動が気持ちよく感じるこの季節だが、日差しがきついと疲労も増すと感じることはないだろうか。化粧品大手・コーセー(東京)は4月、実験を通じて検証した結果を発表し、日差しの有無で運動後の疲労度などに実際に違いが出ることが明らかになった。 同社によると
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残った薬を再利用 患者に持参袋を配布 大分市薬剤師会
2024/4/18 14:30 488文字飲み忘れなどで服用しなかった「残薬」を活用して医療費の無駄を減らそうと、大分市薬剤師会は、かかりつけの薬局に残薬を持参するオリジナルの専用袋を大分、由布両市の薬局計243店で無料配布している。回収した残薬は、成分が有効なものを選んで再利用する。 同会によると、高血圧や糖尿病といった慢性疾患の患者に
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美容目的のボトックス注射で入院相次ぐ 一部は偽造品 米CDC調査
2024/4/18 10:55 429文字米国の複数の州で美容目的で「ボトックス」の注射を受けた後に体調不良になったり入院したりする例が相次いでいるとして、米疾病対策センター(CDC)が調査を始めた。いずれもスパなど医療施設ではない場所で注射を受けたとしている。一部で偽造品も見つかった。 ボトックスはボツリヌス菌が作り出す毒素が主成分で、
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百寿者に学ぶ バランス健康術!
ゴルフをやっている高齢者はなんとなく元気そうだが… そもそも科学的根拠ってあるの?
2024/4/18 05:30医療プレミア 3030文字いつまでも元気でいるためには、体を動かすこと、趣味をもつこと、いろんなことが言われています。「そんな暇はない」という方は、はじめに余暇の時間をつくることを目指してください。 それから「何もしないのが一番いけない」ということを思い出してください。老化を病気とした時には「何もしない」「安静」が一番いけ
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ヘルスデーニュース
塩の使用量をスプーン一杯分控えると……降圧剤と同程度の血圧低下
2024/4/18 04:00医療プレミア 1804文字毎日、テーブルソルトの使用量をティースプーン1杯分(ナトリウムで2.3g)だけ控えることで、降圧薬を使用した場合と同程度に血圧を下げられることが、米ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部予防医学分野教授のNorrina Allen氏らによる研究で明らかになった。この研究結果は、「Journal
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ヘルスデーニュース
若年層の「糖尿病予備軍」 たばこを吸うと極めて危険
2024/4/17 04:00医療プレミア 1594文字年齢中央値が30歳代という比較的若い集団においても、前糖尿病と喫煙習慣が組み合わさると、深刻な疾患のリスクが上昇し、特に脳卒中のリスク上昇が顕著であることを示唆するデータが報告された。米ネブラスカ大学医療センターのAdvait Vasavada氏らの研究によるもので、米国心臓協会(AHA)学術集会
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