高校駅伝

心の問題

アスリートに起こりやすい心のトラブルは?

北里研究所病院精神科の山本宏明先生が、長距離ランナーに起こりやすい心のトラブルとして挙げるのは、「オーバートレーニング症候群」と「過食症・拒食症」の2つ

「オーバートレーニング症候群は、練習の負荷に回復が間に合わないと起こってくるもので、元気がなくなったり、体の不調や抑うつ状態などが出たりします。しかも、そういう状態から抜け出そうと無理をしてしまいがちで、その結果、症状をより悪くしてしまうことがあります」

一方、過食症や拒食症とは食事が食べられなくなったり、食べ吐きを繰り返したりする状態。女子ランナーによく見られるそうです。

「長距離ランナーの場合、シビアな体重管理の中でこうした過食や拒食の習慣が付いてしまうことがあります。人に言えず、周囲が気付かないうちに症状が重くなることもあるので、十分注意が必要です」(山本先生)

こうした心のトラブルがあるような場合、周りはつい「がんばれ」と言ってしまいがちですが、それがマイナスになることも。「本人ががんばれないときも含め、『いつでも応援している』と伝えてあげることが大切です」(山本先生)

心のトラブルのサイン

  • 元気がない
  • 抑うつ気分(落ち込む、ゆううつ)が出る
  • 疲れが抜けない
  • 眠れない
  • 食欲が落ちた
  • 練習に身が入らない など

▶こんなときはスポーツに詳しい心の専門医へ

ワンポイントアドバイス

いずれも責任感の強い人や競技に一生懸命な人、ギリギリの調整をしている人ほどおちいりやすい。心当たりがあったら、早めに指導者やご両親に相談してください。

Check