男子第8回大会の記事

【「全国高等学校駅伝競走大会 50年史」(全国高等学校駅伝競走大会実行委員会・2000年5月発刊)より抜粋】

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小林が初優勝

四ツ橋を通過するトップグループ
四ツ橋を通過するトップグループ

高校駅伝日本一を争う本年最後のビッグレースは、新聞、電波を通じて全国駅伝ファンの耳目を集めてスタート。ゴール前1キロまで優勝のゆくえがわからないという前例のない激戦を展開したが、小林が第4回大会で筑紫野が出した大会記録を1分以上縮める2時間14分10秒の大会新記録で初優勝。

2位常盤、3位飾磨工、4位福岡までが大会新記録という好成績だった。閉会式では小松全国高体連会長から文部大臣杯、田中毎日新聞事業部長から優勝旗が優勝した小林の選手に授与された。

■ レース評

7区で決着

力強くスタートした1区走者たち(毎日新聞大阪本社前)
力強くスタートした1区走者たち(毎日新聞大阪本社前)

1区は南館正(福岡)の3年連続区間賞がなるかに注目が集まったが、後半は南館正と渡辺(長良)の一騎討ちとなった。中継点間際となって渡辺がスパート。高校総体800メートル優勝のスピードを生かし31分28秒で区間賞を勝ち取った。南館正も粘って8秒差で2位。幸重(鶴崎)、若松(鴻城)、藤谷(飾磨工)、永久井(小林)が31分台で続いた。山崎(常盤)は小林から10秒遅れの9位。2区に入ると、区間2位の好走を見せた大滝(福岡)が首位に立った。区間新記録で7人を抜いた河野(常盤)が2位に上がり、一度は河野に抜かれた三木(飾磨工)、末元(小林)も再び差をつめ3チームが福岡を追った。3区は留野(小林)が区間新の快走。折り返しは福岡、小林、常磐、飾磨工の順となった。4区は黒仁田(小林)が区間2位の力走で初めてトップに。横溝(横浜)が25分3秒の驚異的な区間新をマークして5位に上がった。6区でレースがもつれる。常磐、飾磨工が先行する小林をとらえ1秒間隔で常盤、小林、飾磨工が最終7区へ中継。黒木(小林)、川崎(常盤)、前田(飾磨工)がデッドヒートを繰り広げたが中間点付近で黒木がスパート、そのままゴールのテープを切った。

◎ トピックス

予期せぬ1区2位

優勝を狙っていた福岡は昨年の3位から一歩後退し4位に下がった。1区で3年連続区間賞を目指した南館正が県予選より40秒以上も遅い31分36秒で予期せぬ2位にとどまったことがやや誤算だった。2区大滝、3区吉田がいずれも区間2位の好走で前半は昨年と同様に首位を保ったが、後半はリードを守り切れずじりじりと後退。1年生アンカーの南館則(弟)のがんばりも及ばなかった。

1区好走で上位へ

鴻城は県予選記録を4分40秒も縮めて8位へ躍進した。大きかったのは1区若松のがんばりだった。自己ベストの32分20秒を30秒以上も縮めてトップから21秒差の4位と大健闘。1,500メートルで4分9秒のスピードを生かした。5区では11位まで順位を下げたものの、6区尾崎が区間4位、7区梅村が区間6位の走りで再び盛り返した。1区で上位に入る重要さを証明するようなレースぶりであった。

記録

3区間で区間新記録

2区の河野勍(常盤)が9分6秒、3区の留野豊昭(小林)が25分42秒、4区の横溝三郎(横浜)が25分3秒で達成。


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