上手な水分補給とは?

「ちょっと薄め」が吸収を高めるポイント

 水分補給が大事なのは、夏だけではありません。この時期の上手な水分のとり方について、南古谷病院外科の三橋敏武先生は、
「汗をかくのは、体温調整をするため。汗が蒸発することで熱を奪い、体温を下げているのです。
ところが、寒くても湿度が高いと汗をかいてもなかなか蒸発せず、体温は上がりっぱなしになる。さらに体温を下げようと、汗の量が増え、知らない間に脱水症状になっていることもあるので、気をつけてほしい」
 と注意を呼びかけます。
「一般的に、運動による脱水で体重が2~3%減るとパフォーマンスが落ちると言われています。日ごろの練習から“このくらい走ると体重は何kg減る”という体の変化をしっかり確認しておいてください」。

 走行中にとる「水分の内容」もパフォーマンスに大きくかかわるとのこと。
「ふつうの水より電解質が含まれたスポーツドリンクのほうがいいですね。体液と同じ浸透圧よりも、むしろ少し薄めのほうが吸収されやすいので、市販のものなどは薄めるといい場合もあります。牛乳やジュースなど濃い味のものは胃に負担がかかる可能性があるので、走る直前は避けましょう」(三橋先生)

 なお、飲むタイミングは「のどが渇いた」と感じる前がベストだそうです。

ワンポイントアドバイス

普通の水をとり過ぎると、「水中毒(みずちゅうどく(※))という危険な状態に陥ることがあるので注意しましょう。

水分によって血液の濃度が薄まり、体内の電解質バランスが崩れることで発症。頭痛やむくみ、吐き気などが起こり、重症になると意識不明になることも。

ページトップへ


Check