AEDの使い方を知っておこう

その素早い対応が命を救う!

 運動中、心肺停止で倒れた人を助ける手段が、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)です。慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの真鍋知宏先生は、
「5分間心臓が止まって何もしないと救命率は5割、10分間だと0割です。すぐに対処しないと、助かる命も助からない。だから胸骨圧迫の方法とAEDの使い方を知って、何かあったときは行動を起こしてほしい」
 と強く訴えます。ここからは真鍋先生に指導いただいた救命のやり方を説明します。

  1. (1)周りの人に119番してもらう。AEDを取ってきてもらう。
  2. (2)すぐに胸骨圧迫を開始。胸の中央(乳首と乳首の間)を5cmほど凹む強さで押す。速さは1分間に100回以上。「世界に一つだけの花」の曲のリズムが目安。これをAED、救急車が来るまで続ける。人工呼吸は不要。
  3. (3)AEDが届いたら倒れている人に装着。ふたを開けると自動的に電源が入り、アナウンスが流れる。このアナウンスに従ってAEDを作動させ、電気ショックをかける。

「まれにAEDから“ショックは必要ありません”と言われることがあります。これは心臓の動きが回復した場合と、完全に心臓が止まった場合とがあります。後者の場合でも、まだ助かる可能性があるので、救急車が来るまで胸骨圧迫を続けてください。AEDが“体に触れないで下さい”と指示するとき以外は、胸骨圧迫を継続することが大切です」(真鍋先生)

■胸骨圧迫のやり方
胸骨圧迫のやり方

ワンポイントアドバイス

AEDはいつでもすぐに持ち出せなければ意味がありません。学校や競技場のどこにAEDが設置されているのか、必ず確認をしておきましょう。

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